元・総合医療情報システム(電子カルテ・看護支援等)の提案営業職を経て現在薬剤師として働いている作者が、現場で常々感じてきた「患者状態をより『効率よく』記録するためのツール」を開発いたしました。
WHOが2001年5月に採択した"ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)"を厚生労働省が日本語訳した「国際生活機能分類-国際障害分類改訂版-」を元に、障害の状況・程度を入力できるようにしたツールです。
現在「心身機能」「活動と参加」の2分類のみに対応しております。
医療現場(特に在宅医療での現場)・リハビリ実施計画・特別支援教育計画などにご活用いただければ幸いです。
【使用方法】
1.起動すると、ICFコードの「第1分類」が画面下部に表示されます。
この部分を廻して選択します。
※選択肢によっては文字が表示しきれない・省略してあるものもございますが、転記されるのは「国際生活機能分類」に準拠した文言です。
「第1分類」のみ、「心身機能」「活動と参加」を選択するセグメントが表示されており
それらによって選択肢を切り替えることができます。
(以下、「第1分類」「第2分類」「詳細分類」画面共通)
・選択した内容の詳細は画面中程に表示されます。
・選択しているICFコードは画面中央右部に表示されます。
・「書き出し」ボタンを押下すると、詳細が画面上部のテキスト編集エリアに転記されます。
・テキスト編集エリアに適宜加筆・修正することも可能です。
編集エリアをタップすると、キーボードが表示されます。
画面に表示されるキーボードエリアは、「完了/Done」ボタンを押すと画面外に消えます
(改行は使えません)。
・「Copy to Clipboard」を押下すると、テキスト編集エリアに表示されている内容が全文コピーされます。
コピー内容は、ICF inputterのテキスト編集エリアはもちろんのこと、テキストエディタや各種グループウェアなど任意の他ソフトに貼付することが可能です(但し、相手側ソフトにクリップボード使用の制限がある場合を除く)。
・「ICFコード」のところには、現在選択しているICFコードが表示されます。
・「検索」ボタンを押下すると、
"ICFコード検索"+(表示されているICFコード)を日本語のページからGoogle検索した一覧が表示されます(要:ネット接続)。
・検索結果表示を1段階戻るには、「<WebBack」ボタンを押下します。
(以下、「第2分類」「詳細分類」のみ)
・画面左上の<Backで、選択を1段階戻ることができます。
・「↑Top」で、選択内容を初期化した状態で「第1分類」に戻ることができます。
2.「詳細分類」の画面では、1.で述べた機能のほかにICFコードの評価を追記することができます。
・初期値は「選択なし」になっています。この状態で「書き出し」を押すと、画面中程に表示されている詳細のみがテキスト編集エリアに転記されます。
・セグメントを動かすと、評価も書き出すことができます。